日本酒と洋食の相性 〜イタリアン編〜

 

 

今回はイタリア料理と日本酒の相性を紹介します

 

イタリアンと言われるとピザやパスタを想像する方が多いだろう

流石にワインでしょというそこのあなた

日本酒も合いますよ

 

 

なぜならどちらも原材料は穀類から出来ているからです

ピザやパスタの生地は小麦粉から作られます

日本酒はお米を発酵して作られます

 

ブドウを原料に作られるワインと合わせるより

相性が良い理由は原材料の違いにあります

 

小麦粉とお米由来のデンプンのほのかな甘みがマッチします

 

意外な発見があるイタリア料理と日本酒の相性を掘り下げていきます

 

■カプレーゼ

イタリア料理を代表する前菜と言って良いでしょう

カリブ島のサラダという意味を持つカプレーゼは

スライストマトとモッツァレラチーズにオリーズオイルをかた

シンプルだけど美味しい超コスパの良い料理

そんなカプレーゼに合わせる日本酒はよく冷やした純米大吟醸酒

低温で提供する事でスッキリとした喉越しを楽しめる

温度が低いと香りが抑えられる効果があるが

口の中に入れた時、一気に温度が上がり香りが広がる為

前菜と低温の吟醸酒の組合せは料理の邪魔をせず食事を楽しめる

 

 

白身魚フリット

イタリア近郊の海で取れる新鮮な白身魚を使ったフリットには

純米酒を合わせて欲しい

淡白な白身魚を衣で覆う事でジューシーさが出る

フルーティー吟醸酒よりもどっしり構えるタイプの純米酒を合わせたい

白ワイン用グラスに15度程度の純米酒を注いで欲しい

 

アクアパッツァ

こちらはムニエルと対照的に魚料理だが

酸度が高い純米酒と合わせるべきだ

ムニエルのスープはムニエルに比べると水っぽい

薄味の料理に濃い味の日本酒を合わせると料理を邪魔してしまう

アクアパッツァを引き立てるためには

キッリとした味わいの日本酒がベストである

 

マルゲリータピザ

ピザの隊長格マルゲリータピザ

絶対ワイン派の人が大半だと思いますが騙されたと思って試して下さい

チーズと日本酒は相性が良く

乳酸系のヨーグルトなどの香りを出す酵母もあります

マルゲリータはトマトとチーズのみで作られるピザです

そんなピザにはヨーグルトやサワークリームのようなフレーバーが

感じられる生酛系純米がオススメです

現在、日本で造られる日本酒の1%の製法で造られる生酛系が

作り出す独特の香りとピザの王道マルゲリータの組合せは絶品

 

■ボロネーゼ

ピザの隊長がマルゲリータならパスタの隊長はボロネーゼでしょう

誰もが一度は食べた経験があるパスタではないだろうか

ひき肉を炒め、トマトソースと絡めたパスタで作り方は簡単だが

家庭、お店毎に違いがありその違いが面白い

白、赤どちらのワインとも合うボロネーゼにはキノコ系の香りがする

山廃純米を合わせて欲しい

甘いひき肉と山廃系純米酒のマリアージュは私達を未開の地に

連れて行ってくれる

少し温度が高めの20度前後の山廃純米をロックグラスで提供して欲しい

山廃系の香りが溜まり過ぎずバランス良い味と香りを楽しめる

 

 

今回はイタリア料理と日本酒のマリアージュを紹介した

穀類を原材料に多く使うイタリア料理と

同じく穀類のお米が原材料の日本酒は意外とマッチする

 

日本酒のマリアージュを探すのは意外と楽しいく

自炊するときの料理のバリエーションも広がる為

オススメします