和食と日本酒の相性編
居酒屋で何気なく注文する料理とお酒ですが
お酒を飲む目的は何なんだろうと考えた事はありますか
ストレス発散や飲みニケーションのツールとしての使い方
単純に楽しむ為に飲む
と回答する人が大半を占める
お酒は料理の味を引き立てる役割もある
例えば、お寿司には日本酒というイメージを持たれがちだが
実際にどんな種類の日本酒がどのネタに合うのかまでを
考えて注文する客はゼロと言ってよいだろう
今日は和食と日本酒の相性についてご紹介いたします。
①刺身
■マグロ赤身
寿司の王道、マグロと相性が良い日本酒は
12〜15度で提供
赤身の持つ旨味と酸味を引き立たせる
■マグロ 大トロ
脂の乗った大トロに合わせる日本酒は
ふくよかな特別純米酒
12〜15度で提供
大トロの持つクリーミーさを更に引き立てる
■タイ
甘みと旨味が程よい純米酒
12〜15度で提供
純米酒のまろやかさがタイの旨味を引き立てる
■イカ
リンゴ酸の酸味がハッキリした大吟醸酒
10度程度で提供
■ホタテ
まろやかな純米大吟醸酒
10度程度で提供
ホタテの旨味をあえて純米酒と合わせて引き立てる
②焼き物
■サバの塩焼き
熟成により味にまろやかさが出てきた純米酒を
15度前後、45度前後の燗酒で提供
サバのジューシーさを純米酒が引き立てる
■西京焼き
バタークリームのような香りがする山廃純米を
45度前後の燗酒で提供
西京焼きのソースと山廃純米の香りが料理を美味しくする
■出汁巻玉子
ふくよかな甘口の純米酒を
15度で提供
出汁の甘味、旨味を甘口の純米酒
熱々の出汁巻とほんのり冷たい純米酒の相性も抜群
③煮物
■ほうれん草のお浸し
青竹の香りがする吟醸酒を
10度前後で提供
ほうれん草の青々しさを引き立たせる
■茄子の揚げ出し
ふくよかな純米酒を
45度前後の燗酒で提供
出汁と燗の純米酒の相性が抜群
■もつ煮
熟成により色が付き始めた山廃純米酒を
15度前後で提供
もつ煮の深いコクと熟成し始めた山廃純米が
丁度良いバランス
④揚げ物
■タコの唐揚げ
熟成によるお米の甘みを感じられる古酒を
15度前後で提供
衣の甘味とタコの旨味を感じつつ熟成古酒で更に
お米の甘味を感じる
■エビフライ
15度前後で提供
エビのプリプリ感やクリーミーさを
純米酒で引き立てる
今回は刺身、焼き物、煮物、揚げ物と日本酒の相性について
ご紹介した
料理が変わると合わせる日本酒の種類も変わる
食べたい料理が決まったらそれに合う日本酒を探すのも
食事の楽しみ方の1つだ
ご紹介した料理と日本酒の相性を楽しんでいただきたい